タンパク質を吸収できる量
一気に卵5個食っても意味ないの?──「タンパク質の吸収上限」って話、ちゃんと整理してみた。
「タンパク質は一度に大量に摂っても、全部は使われない」って話、聞いたことあるよな。
こう、一食でこれ以上取れないとかさ。例えば、今日はタンパク質全然取ってないから、夜に卵5個食おうとか、サバ缶もう1つ追加しようとか、そういうことってできるの?って話
【結論】
人間の体は、一度に吸収・利用できるタンパク質量に“限度”がある。
でもここ、誤解が多いので、わかりやすく整理しよう。
【1食で吸収できるタンパク質の目安】
- 多くの研究で言われてるのは
→1食で「20~40g」程度が上限(個人差あり)
◯具体的には
体型・活動量 | 1食で使える量の目安 |
普通体型の人 | 約20〜25g前後 |
筋トレしてる人 | 約30〜40g前後 |
それ以上摂ったらどうなる?
- 余ったタンパク質は分解されて、エネルギーとして使われたり、排出されたり
→つまり、無駄にはならないけど「筋肉合成」には使われにくい。
だからといって、夜にまとめ食いNG?
→実は、完全NGじゃない。以下のようなケースならアリ。
◯今日ほとんど食べてなくて夜にまとめて食べる場合
- 多少無駄は出るけど、食べないよりずっとマシ
- 特に、就寝前にある程度のタンパク質を摂ると、寝てる間の筋肉分解を防げる
おすすめの摂り方
- できれば、1日3〜4回に分けて、20〜30gずつ摂るのがベスト
- でも「昼ほとんど食べられなかった」→「夜に卵4個&サバ缶」みたいな日も全然OK
ちなみに…
プロテインメーカーの「1杯で30g摂れる!」ってのは、“筋トレ後にすばやく補給”という前提あり。日常生活でバンバン飲んでも、全部が筋肉になるわけじゃないのはこのため。
【まとめ】
状況 | まとめ食いOK? | 理由 |
1日の帳尻合わせ | △〜○ | 無駄はあるが、摂らないよりマシ |
毎食こまめに摂取 | ◎ | 最も効率が良い摂取法 |
寝る前の補給(カゼイン系など) | ○ | 筋肉の分解を防ぐ役割あり |